坂の途中 おいしいコーヒーのいれ方Ⅶ / 村山由佳

1人暮らしを始めれば、かれんと2人きりになれる時間が増えるとばかり思っていた勝利。しかし、かれんが何かを考えているようで、距離感が感じられる。そして、勝利への思いを断ち切れずにどんどん身体が弱くなっていく星野りつ子のことも気になり・・・。
コーヒーが好きでは無いのに、こうして7作目まで読み続けてきたこのシリーズ。恋愛小説がどう見ても似合わない自分が、このジャンルの小説をを読み続けるきっかけになったこのシリーズ。星野りつ子みたいな一途な女性がいとおしく思える自分は、勝利&かれんよりも、星野りつ子のこの後の展開が気になる。