月は幽咽のデバイス / 森博嗣

月は幽咽のデバイス (講談社文庫)

月は幽咽のデバイス (講談社文庫)

オオカミ男がいると噂のある篠塚邸。そこで起きた密室殺人。現場となったオーディオ・ルームの鍵はかかっていたのに、その中には衣服まで切り裂かれ死体、床一面には血が広がるという悲惨な光景。瀬在丸紅子を始め、毎度のメンバーがたどり着いた真相は・・・。
Vシリーズ2作目の「人形型モナリザ」を読んだのが約1年前。森作品を読むのはかなり久しぶり。気が付いたらもう既にVシリーズ(文庫版)は8作目まで出ていたから驚き。
3作目となるのこの本。相変わらず変わった名前の人物だらけ。今までのようにトリックを解く気満々で読んでいたのに、「これは解けないだろう・・・」というのが正直な感想。まぁ、後半まで読み薦めれば徐々に・・・というのはあったけれど。
やっぱ個人的にはS&Mシリーズの方が好き。キャラ的にはこっちの「香具山紫子」が結構好きだけど。