ハッピーバスデー / 青木和雄,吉富多美

ハッピーバースデー

ハッピーバースデー

母親に愛されていないあすか。日々の寂しさ・苦しみから、ある日あすかは声が出なくなってしまう。一時的に祖父母の元で過ごすことになったあすかは、そこで自然と触れ合うことで色々なことを学び、やがて声を取り戻す。そんなあすかに出会う人々は彼女の存在に癒され、変わって行く・・・。
涙が出た。気が付いたら涙が出ていた。
少し前に、ある人に薦められて購入した本。多少加筆修正されているとはいえ、元々「児童書」であったということもあり、とても読みやすい。「面白い」本ではない。かと言って「感動」とも少し違う。でも、他に何か伝わってくるものがあって引き込まれてしまい、気が付いたら一気に読みきっていた、という感じ。
この本を薦めてくれた人も言っていたことだが、今子供のいる人、また、これから親になる人は是非一度読んだ方が良いと思う本だと思う。