四日間の奇蹟 / 浅倉卓弥

四日間の奇蹟 (宝島社文庫)

四日間の奇蹟 (宝島社文庫)

若きピアニストと脳に障害を持った少女の物語。小さなコンサートのために訪れた山奥の診療所で出会った人々と、そこで起こった四日間の不思議で切ない出来事。
正直、前置きが少し長すぎた気がする。物語が本格的に動き出すのはちょうど半分くらいからだろうか。「感動」ではなく「切なさ」が強い感じ。「このミステリーがすごい!」で大賞を受賞した作品ではあるが、少し物足りない気がするのは自分だけだろうか。「良いストーリー」であるのは間違いないんだけれど。映画向き(映像化向き)な作品ではあるのかな?
以前読んだ「秘密/東野圭吾」を少々思い出させる面があった。